メガトラベラー『ナイトフォール』リベンジ。

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 というわけで、先週仕事と体調とでお休みさせていただいたメガトラのキャンペーン、今回はリベンジで続きです。

 メンバーはサタナイ北島さん、伊藤さん、金子さん、私、そしてレフリーの関根(弟)さん。

 

※※※

超古代文明の遺跡を求めて、ゲートが開く星系めざすことになったPCたち。NPCの船長が、自分の船(A型自由貿易船)を売って、S型偵察艇を購入。A型自由貿易船はジャンプ1だがS型偵察艇はジャンプ2なので、より早く目的地にたどり着く可能性が生じた。

 しかし前回のセッションの際に会いに行った(そして先回りした)教授の乗った船もジャンプ2。距離は離されないかも知れないが、詰めるのは不可能そうだった。

 目的の星系に向かって、連続ジャンプ2で急行するPCたち。

 幸い途中たいしたトラブルも起きず、一行は目的の星系に着く。密入国も考えられたが、一応宙港に偵察艇を駐め、艦載のエアラフトで目的地に向かう。だが、目的地の少し手前の山道で、突然のパルスレーザによる攻撃を受ける。なんと教授たちの舟が山の中に着陸、遺跡に近づかせまいと待ち伏せしていたのだ。

 なんだかんだ言っても宇宙船搭載のパルスレーザーは強力である(以前、別のセッションで装甲車を一瞬で蒸発させていた)。なんとか近づこうとPCは作戦を練る。

 超古代文明の遺物であるタイムラグフィールド銃(空中に時間の流れの違うフィールドを作り出す。使いようによっては宇宙戦艦に穴を開けられるほど兇悪な武器)を使って砲塔を封印、その間に接近してハッチをハッキングして開け、アンチハイジャックプログラムを無効化して、宇宙船を乗っ取ると言う作戦が立案された。見張りの人間はたぶん一名、多くても二名だろうという想定だ。

 

 作戦は成功し、教授所有の宇宙船を占拠。中に残っていた見張り(やはり一人だった)に話を聞くと、教授はいったん遺跡から戻ってきたが、遺跡出土品を回収するためにふたたび出かけ、それきり帰ってこないのだという。

 

 情報を得たPCたちは充分に気をつけながら、遺跡に侵入する。

 遺跡の奥には教授たちの死体が転がっていた。何者かに殴り殺された慕いもあったが、教授たちふたりの死体はその身体の一部が『遺伝子レベルで別物に変質させられて』死んでいた。帝国の科学力では考えられない死因。遺跡の防御システムの高さに恐怖する一行。慎重の上に慎重を重ねて奥に進む。

 奥には光り輝く橋があり、その先にはさらなる空間に通じているようだった。橋そのものがゲートに違いないと考えたPCたちは注意しながら奥へ進む。

 途中にあったのは謎の装置。いじってみると、突然なぞの光がほとばしった。奇妙な幻覚幻聴に教われるも、時間と共にそれは収まる。

(本来PCにはすぐにはわからないのだが......と前置きしてレフリーが説明してくれたことによると、PCたちは突然超能力の素養が強制的に解放され、覚醒してしまったらしい。PCたちの超能力評価値が12になってしまったとのこと。システム的にはかなりチートな話)

 その先の空間はなにかの動物の実験施設のようだった。あらゆる環境を再現した部屋、おかれた檻と中に入っている白骨......。そして、そこには謎の存在が棲み着いていた。

 謎の存在はPCたちを襲撃してきた。だがここでもタイムラグフィールド銃が効果を発揮し、一人が気絶させられたぐらいの被害で済んだ。(マトモにやっていたら、たぶん2人くらい死んでたくらいの能力......)。

 

 謎の存在は、超古代文明とも現地生物ともまったく関係ないアンドロイドだった(なにをか言わんや)。アンドロイドのメモリーから、この遺跡について様々な情報を得る。超古代種族の姿形、ワナの性質、トラップのある位置など......。

 教授たちを殺したのはやはり遺跡の侵入者排除装置だった。入るときにDNAスキャンを行い、同じ人間が二回目にこの光り輝くとしに入ろうとすると、排除装置が作動し、遺伝子を変化させてしまうのだという。つまりこの光り輝く都市には再訪できないのだ。

 しょうがなく、手に持てる範囲の遺物をかき集め、一行は遺跡を後にした。教授たちの宇宙船を手土産に。

(実際、遺跡の遺品は売り払うには謎すぎ、自分で使うには『ちょっと便利だな』くらいのものばかりで(一瞬で着られるバトルドレスとか)使い道が限られ、あまりお宝という感じではなかった。超能力覚醒も今ひとつありがたくないし。結局のところ、この宇宙船が一番のお宝だった)

 

 かくして、超古代種族の遺跡はふたたび眠りにつき、謎は謎のまま彼方に去って行ったのであった......。

※※※

 

 まあ、ホントはラストに、本拠地に向かう航海中の(NPCだけが乗った)S型偵察艇が「うわ、コンピュータがおかしい。ウィルスか!?」という謎の通信を残して行方不明になってしまうのですが。(そして帝国の崩壊が始まるのですが)

 ......怖くてこの続きは出来ねぇ(笑)。

 

 

 というわけで、『ナイト・フォール』ミニキャンペーン、終了でした。

 うん、関根さん、よくちゃんとこの長さでまとめたな。俺だったら一年以上やってるわ、このシナリオ。

 一応、1ヶ月に1~2回のペースですが出来なかった月もあるからやっぱり半年くらいかな。それだけかけたメガトラベラーキャンペーンでした。

 それにしても関根さんの宇宙はきれいだなあと思った次第。俺の宇宙はもっと雑然として緩くてその分理不尽もあれば、裏の手もあるよ。

 うん、実に楽しかったです。

 また遊んでくださいね>サタナイのみなさま

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このページは、makiyamaが2017年4月 9日 16:42に書いた記事です。

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