TRPG文華祭でザブングルRPGをテストプレイしました。で、項を改めまして、そのテストプレイレポートをちょっとメモ書き程度に。
前のTRPG文華祭レポート(2)で書いたとおり、ザブングルRPGのテストプレイをしました。プレイヤーは5人参加してくれたのですけど、名前を聞くのを忘れてしまいました。済みません。
今回のシナリオ、ストーリーはほぼ『ザブングル』第1話まんまです。ジロンではなくサンドラットとしてやってもらいました。
PCたちは、砂漠を根城とする盗賊団。アニメのサンドラットと違って、小型ウォーカーマシンですがトラッド11を持っております。まずは冒頭で、判定と戦闘システムの解説を兼ねて、ダッカーを襲ってもらいました。損害ルールは、ルールA、損害ダイスを振るタイプ。敵が一体だけなので、簡単に抽象戦闘で済ませてみます。(これはあんまり良くありませんでしたね。やっぱり抽象じゃない方が燃えます)
戦利品を回収していると、そこへ1台の見慣れないマシンが近づいてきます。マシンから降りた少女はPCたちに(偉そうに)話しかけてきます。「見たところ、結構腕が立つようね。どう? 儲け話に興味はない?」
少女がいうには、近くのバザーにいるキャリング・カーゴのところから青いウォーカーマシンを盗み出してくれば(そして3日逃げ切れば)、500ギャラントとその青いウォーカーマシンをやろうと。
「鍵は開けておくわね」
少女の言葉に半信半疑ながらバザーにいってみると、確かにキャリング・カーゴの最新型ランドシップがおり、そして青いウォーカーマシンがいました。ですが、さすが大物運び屋キャリング、たくさんの警備員と、腕利きの用心棒キッド・ホーラが警備に当たっていたのです......。
PCたちはあの手この手でランドシップ内に潜入。まんまと青いウォーカーマシン・ザブングルを盗み出すことに成功します(盗んだ時はザブングル・カーの形態でしたが)。クルマ形態のザブングルにはさしものキッド・ホーラも追いつけず、包囲網を突破したのでした。
そして3日間逃げ切る逃避行が始まったのですが......。
......というわけで、アニメ第1話のラストではジロンは捕まってしまうのですが、今回のセッションでは無事逃げだし、アニメ第2話のラストに繋がるような展開になります。そして、第3話あたりの逃げ切りの話もやって、セッションは無事PCたちの勝利に終わりました。PCたちに恥をかかされたキッドは自分からアイアンギアを降り、エルチはまんまとホーラを追い出すことに成功したのでした。
めでたしめでたし。
で、見たかったのは、判定システムをすぐに理解してくれるか、使いこなしてくれるか、という点がひとつです。これは心配したほどのことはありませんでした。もちろん、みなさんTRPG歴はかなりのものだったので、理解出来て当然なのかも知れませんが、逆にいえば、そんな人にも理解出来ないようなシステムを作っちゃってないかと心配だったのですよ。よかったよかった。
次に、このあいだ考えついた効果レーティング判定の導入。これも案外よく出来ました。思っていた以上によくまわりました。使い道が広そう。私はもちろん、アドリブで使いまくったわけですが、これをきちんと明文化してルールに組み込むと、かなりいい感じになるんじゃないかと。
損害決定システムは2種類あって、両方とも試してもらったのですが.........う~~ん。これは一長一短という感じで、どっちがいいと結論が出ませんでした。もっと他の方にもやってもらって、意見を聞いて集めてみないとダメな感じです。ただ、ルールA(威力ダイスを振るタイプ)は「照準」という行為があまり効果的ではなかったので、そこは考える余地がありそうです。
NPC指揮システムに関して。これはとてもよく機能しました。プレイヤーからもNPCが独自の考えを持って動いているように見えていい、との好評をいただきました。
アクションカードシステム。これも、悪くはない感じです。でも色々なところを再調整をする必要はありそうでした。例えば、一枚のカードで移動出来るヘックス数と射程との関係とか。全体の枚数とか。現段階だと、ダメージカードで手札が圧迫されて......というのは、かなり喰らわないと起きない状態になってしまいますね。これに関しては特に、テストプレイがかなり必要そうです。
倒した敵からパーツを奪い取るルール。まあまあ、ちゃんと動いたと思います。でもこれも、なんか少し「??」と思う点があったので、もう2~3回はやってみないと結論は出ませんね。もう少し細かくても大丈夫かなあ、と思いますが。経済関係はまだまだ固める必要がありますな。運び屋キャラがプレイ出来るようにしなくちゃね。
今回、シナリオの展開上、交渉関係に関してはあまり使わない結果になってしまいました。なので、交渉関係のルールもテストをしてみていません。
結論としては、悪くはないけど調整はもっとかかるので、もっともっとテストプレイを重ねないとならないようです。
そういうワケで、テストプレイヤー募集中です。
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