クトゥルフ・ウォーズが出るぞ、こいつはどでかいシミュレーション
のめり込め! のめり込め! のめり込め! のめり込め!
と、アメリカ軍隊の訓練歌のようなメロディでとっさに歌い出せるのは、おじさんです。
いにしえにファミコンウォーズというソフトがありまして、それのCMが兵士が訓練歌を歌いながらランニングをするというものでして、その歌詞がこんな感じの。もちろん「クトゥルフ・ウォーズ」の部分がファミコンウォーズとなっていたわけですが。
そして、「出るぞ」じゃなく、既に「出ている」です。いやもっと正確には、「もう売り切れてる」だそうですが。
凄いよなあ、3万超のボドゲが飛ぶように売れたあげく、発売1週間経たないうちに売り切れよ。クトゥルフバブルって言ってもいいんじゃないか。
と買った人間が言ってもなんか空々しいですけどね。
そういうワケで、「クトゥルフ・ウォーズ」買いました。それどころか、この間の日曜日にやっちゃいましたよ。ふふふふふふ。
こいつはどでかいボドゲです。即物的な意味で。
まず盤面がでかい。かなり、でかい方に入る。
さらにこのほかに、フィギュアコマを置いておくスペースとして、プレイヤーひとり当たりB4くらいの面積が必要。でもって、実際にいろんなデータを記録するためのシートを置くスペースも必要。
いやあ、でっかいわあ。
で、フィギュアコマもでかいです。特に、親玉たる「旧支配者」のフィギュア。
こんな感じ。
ところでハスターってこんなカッコウしてたのか。知らなかった。他の3者、クトゥルフ、ニャルラトテップ、シュブ=ニグラウスは有名だけど。
一緒に入っている使徒コマ(怪物コマ)も陣営によって全然違います。共通なのはカルト司祭だけ。一応人間らしい。
プレイヤーは、それぞれ旧支配者を擁する陣営になって、勝利を目指します。勝利とはつまり、自陣営の繁栄と人類滅亡。破滅点というのを貯めて、人類が破滅したときにこの点数が一番高かった人が勝ちです。ただし呪文書を6冊所持していないとならない、という条件がありますけども。
で、この呪文書を得る条件が各陣営ごとにかなり違ってまして、これが作戦方針の違いとなって出てくるわけです。最近流行の、プレイヤー間の能力が均一でなく、キャラクター性を持たせて特殊能力(&特別ルール)を持たせるパターンですね。
こういうのの常として、特殊能力によってキャラクター性を再現するので、原作ありのゲームだと「あのキャラをこういう特殊能力にしたか~、なるほど!」みたいな楽しみ方も出来ます。
さらにこの手法だと、登場キャラクターを変えるだけで拡張セットが出来るという、作り手側に美味しい部分もありまして。クトゥルフ・ウォーズでも、すでに追加陣営の拡張セットが予告され、アメリカじゃすでに第1段が発売されているんじゃなかったかな?(2017年10月20日現在)
拡張セットを加えると、一度に遊べる人数も4人から6人に増えます。基本セットに既に4人以上の時のゲーム盤も入っていて、これが最大8人なので、少なくとも拡張第2弾までは行くつもりですね。クトゥルフ、ニャルラトテップ、ハスター、シュブ=ニグラウスと来たから、次はクトゥグアかな? アザトースあたりは教団持っていないから、出ないかもなー。
というわけで、大きい箱にフィギュアがたっぷり入っているという大変物質的にお買い得なゲームです。なのですが......微妙にルールブックの訳が悪い。いや、こういう役をやるひとの苦労や尽力を知らないわけじゃないのですけど、でもちょっと今回は思ってしまいますよ。解読するのに、ちょっとかかった。
(健部さんが一部翻訳に関わっているのは知っているんだけど......ね......)
というわけで、次項目では「クトゥルフ・ウォーズ」のルールサマリーなんぞを書いてみましょう。
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