もちろんTRPGも遊んだ。

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 前の記事でボドゲをオンラインで遊んでる話を書いたのですが。

 もちろんTRPGも遊んでますよ。

 現在はD&D5eが2本、クトゥルフが1本走ってます。オンラインなので気楽にできると言うことで、平日の夜とかやってます。こいでさんなんかは、コロナ騒ぎ前より本数が多いんじゃないかと言ってますね。善きかな善きかな。

 で、主に使ってるツールが「ユドナリウム」です。

 こんな記事を見ている方ならご存じでしょうけど、簡単にオンラインTRPGツールの話をしておきます。

 オンラインセッションのためのTRPGツール。海外ではRPGというとほぼD&Dのことで、だからオンラインツールも圧倒的にD&Dのものです。公式でも確か出しているし、それ以外にファンやサードパーティが作ったオンラインツールがあります。これらはD&Dに特化しているため、キャラシートの管理からダイスを振った際の修正値まで自動でやってくれる高機能なものですが、つまりはD&Dしか出来ない。Pathfinderのものを見かけたことはありますが、Pathfinderは実質D&D3.75版なのでまあ、D&Dしかないと言って良いと思います。

 これに対し、国内ではRPG(TRPG)がいろんな種類がありまして百花繚乱状態。クトゥルフが一大勢力を誇っていますが、TRPGといえばクトゥルフ、というところまでは至ってない......というかそういうこと言う人は物知らずだなと言われるレベルではあります。

 というわけで、国内オンラインセッションツールはほとんどが色々なシステムが使える「汎用」として発達しました。専用のもないわけじゃないですが、ほぼ絶滅状態というか。

 その中でもちょっと前まではオンセツールというと「どどんとふ」でした。このサーバにも一応セットはしてあります。今は動かしてませんけど。

 しかしどどんとふはFlashというプログラムを使っており、そしてこのFlashは2020年11月でサポートが打ちきられることになってます。もともとセキュリティホールの温床とかいわれて年中パッチが当たっていたFlashが、サポートが着られたらどうなることやら......ということで、多くのFlashを利用したコンテンツは他の技術、HTML5とか他に移っています。

 で、どどんとふは開発者のたいたい竹流さんがFlashと共に終焉すると宣言、後継ソフトが現在乱立している状態なのです。いやまあ、別に継ぐべき資産があるわけでないのですがね。

 というわけで、ちょっと数えてみても片手に余るくらい難ですが、その中でも有名どころを上げてみますと。

-ユドナリウム
-コリドーン
-ココフォリオ
-TRPGスタジオ
-FoundryVTT
-ねこ卓

といったところでしょうか。

 それぞれがそれぞれの特徴がありまして、簡単に説明すると。

ユドナリウム

 3D画面が最大の特徴。キャラクタがペーパーポーンのように立てられるのですね。3Dオブジェクトを置くことも可能ですが、置かなくてもかなり見栄えのする画面になります。マップが必須のTRPGシステム、例えばD&Dが一番向いているでしょう。いや5版から、マップによる戦闘はオプションルールになったのですけどね。

 ユドナ.jpg

 見た目が派手なわりには、マップ作ったりするのが案外簡単です。しかも凝れば凝りまくれるという奥の深さ。

ココフォリオ

 2D画面ながら演出に凝ることが出来るアプリ。あらかじめ用意しておいたセリフ、テキストをキャラクタと共に提示できるシステムとか、特定の単語に反応して飛び出る画面とか、スムーズにドラマティックな演出が出来ます。個人的には、センスの良いUI画面も好きだけど、わかりにくい部分もあるなー。

 ココフォリア.jpg

 クトゥルフTRPGを意識して作られたらしく、いろいろと細かいところに気が行き届いています。

コリドーン

 新世代のどどんとふを目指す、というのが方針のTRPGオンセツール。つまりどどんとふにあった機能は全て網羅し、その上で一歩先を行こうというもの。正統派、王道です。

 ですが、現在開発が止まってます。プログラム上の大転換があって、一から作り直している最中なんですと。もちろん、領布されたプログラムが回収されたわけではないので、一応使うことは出来ますが、やや安定性に難ありとか。なので使ってないです、申し訳無い。

TRPGスタジオ

 基本的に、今まで上げた3つのツールがどどんとふを踏襲というか、どどんとふの使い勝手を見習い、そしてそれを進化させているのに対して、TRPGスタジオはまったく新しい着眼点から作られています。すなわち「リプレイの作成」。リプレイによるセッションの再現を第一に考えるなら、アドベンチャーゲームみたいな画面になるのは当然の理でしょう。つまりマスターとプレイヤーが協力して1つの(ノベル)ストーリーを作る、それがTRPGセッションだ!という考え方です。

 TRPGスタジオ.jpg

 マスターとプレイヤーの共同作業によるストーリー制作という観点を形にしているのはすごい発想。まあ個人的には、TRPGはそれだけじゃないとも思うけど。

FoundryVTT

 外国製で、しかも有料ではありますが、かなり有望なオンセツール。どどんとふの使い勝手と距離や範囲にこだわったマップ画面、Javascriptによる拡張と、意欲作。モジュールでもいろいろ機能が追加できるようです。

 これは正式発売が2020/05/22、つまりまだいじってないので安定性なんかはまだわかりませんけども、有料で発売する以上、安定性に関しては大丈夫なんじゃないかな。たぶん。

 あと国産じゃないからダイスボットがBCDiceじゃない、んじゃないかな、と思われるので、ダイス振りのパターンがどれくらいあるかがちょっと不明で不安。

※ねこ卓に関してはいじってないので、コメントは避けます。ごめんなさい。

 

 とまあ、大雑把に紹介してみました。

 他に海外製のソフトとしてRoll20というのもあるのですが、これもいじったことがないので、パスさせてもらいます。

 言い忘れましたけど、ここに挙げたツールは(コメントを避けたねこ卓、Roll20を含めて)ブラウザアプリで、遊ぶだけならなんらインストールせず、サーバにアクセスするだけです。いや、海外のD&Dオンセツールにはクライアントソフトを入れなきゃならないものも結構あるのよ。

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このページは、makiyamaが2020年5月15日 16:41に書いた記事です。

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