ここのところほぼ毎晩、BGAで遊んでます。1週間に4日くらい。残りの3日のうち2日はTRPGやってるから、ま、こんなもん。
毎晩ではありますが、1回にだいたい2時間から2時間半くらい。ゲームは、重いのを1つに軽めを3つとか、中量級を2つと軽めを2つとか、そんなもんです。
いいですよお、毎晩少しのアナログゲーム。贅沢な気分になれます。
というわけで、私が毎晩どんなゲームを遊んでいるかというと。
軽いゲーム
コロレット
カードゲームです。ルールが簡単、選択肢も少し、でも考える、メチャクチャ考える、他プレイヤーの腹の中も読む! なかなかの傑作カードゲームです。手札などの秘匿情報がないので、説明がしやすいのもなかなかにおすすめポイント。
色のついたカメレオン(7色)をたくさん集めるのが目的で。ただし点数になるのは、自分の場に出したカメレオンのうち、3種類まで。4種類目からはマイナス点数となります。この手のゲームの常道として、獲得カードの枚数が多くなればなるほど、点数が級数的に上がっていきます。(1枚1点、2枚3点、3枚6点......といった感じ。ただし6枚が上限、7枚目からは特に点数が上がらない)
自分の手番での選択肢は
- 山札からカードをめくり、それを列のいずれかに置く(ただし1列3枚まで)
- 残っている列(のカード)を引き取って自分の場に置く(そしてそのラウンドは終わり)。
全員が列を引き取ったら、ラウンド終了、その次のラウンドに入ります。 山札の中にラウンド終了カードがあり、これが出ると、そのラウンドが終了した時点でゲーム自体が終了になります。ちなみに7色のカメレオンカード(各色9枚)の他、ワイルドカード(4枚)、点数(だけ)カード(8枚)があります。なのである程度はカウンティングも出来ます。なんていっても、情報完全公開ですからカウンティングも簡単。
4人以上でやると軽いファミリーゲームですが、3人でやると割と読み合いとカウンティングのガチゲーになるのも好きな点。 コロナ禍が終わったら買おうと思ってます。
キャント・ストップ
これはダイスゲーム。ある人に言わせると、これと「ブラフ!」以上のダイスゲームはあるのかという話。 ま、その評価が妥当かは置いておくにして、シンプルにして面白いことが保証されている名作ゲームです。
プレイヤーはダイスを4つ振り、2つずつ組にします。組にした数字と同じルートに、1マス、コマを進めることができます。ただし、自分の手番に動かせるのは3つのコマまで。また、誰かが一番上まで上ったルートは使用禁止になります。そうやって振ったダイスをどう組み合わせても、駒が動かせなくなったら、ドボン。この手番に動かしたコマは元に戻され、次の人の手番に。ドボンする前に頃合いを見計らって切り上げて自分の駒の進みを確定させるというゲーム。自分のコマをはやく3つ、一番上まで登らせることが出来た人が勝ちです。
登らせるという表現しましたけど、これ、元々は登山モチーフのゲームだそうです。ボックス版持っているんですけど、それはなんかアブストラクト風になってて、登山とは気がつかなかった。BGAではちゃんと山と登山者のイラストが描かれています。
BGA版、自動でダイスの組合せを提示してくれるのはいいんだけど、ダイス振ったところのアニメーションや音が欲しいなあ。
すしゴー
回転寿司をモチーフにしたカードゲーム。 プレイヤーは手札から一枚、自分の前にカードを置きます。そして、次の手番の前に、手札を全部隣の人へ。隣の人からもらった手札で、また一枚、カードを抜き自分の前へ。こうして自分の前にカードを置いて「役」を作って点数をもらいます。例えば、天ぷらは2枚で6点(揃わなきゃ0)、サシミは3枚で10点。イカの握りは3点、ただしわさびをつけられると9点、サーモンは2点、ただしわさびをつけられると6点。玉子は1点、ただしわさびをつけられると3点、ギョウザは一皿1点2つで3点3つで6点......といった具合。
手札を回すところが回転寿司。というか、欲しかったカードを前の人(つまり上流)に取られてしまったりして悔しい思いをするのは確かに回転寿司チック。
いや待て、回転寿司屋でギョウザとか出てくるか? とは思うのですが、デザイナーが外人の方なんでしょう、きっと。かわいいイラストは日本製みたいな気もするけど。 ちなみに豆知識ですが、ギョウザを日本料理と思っている外人は案外多いとか。まあ本場中国では焼きギョウザはマイナー料理なので(普通は水餃子にするらしい)、中国人でも勘違いしかねないかも知れない。
いろいろな役カードがありますが、スピーディーに展開するのが良いゲーム。正直、もう少し握りの種類がたくさんあってもよかったかな、と思いますけど。(なぜマグロのにぎりがないのか?)
フォー・セール
競りのカードゲーム。 このゲーム、面白いのは競りが二段構造になっていることです。 前半は、持ってるコインを使って、不動産物件を競り落とします。 後半は、競り落とした物件を使って小切手を競り落とします。 最終的に小切手の金額(+前半で残したコインの額)が勝利得点となります。
前半は、物件がプレイヤーと同じ数だけ出て来ます。競りは、前の人より1金でも多い金額を賭けるか、降りるかの二択。降りた場合、かけた金額の半額(端数切り捨て)が戻って来、場に出ている物件で一番安いものが得られます。 競争相手が全員降りてしまったら、掛けたお金を全額払い、最も高い物件を得ます。 これを8ラウンドくらい繰り返すのかな。
後半は、小切手がプレイヤーと同じ数だけ出て来ます。全員、手持ちの物件を1つ出してせーの、で同時公開。一番高い人から高額の小切手を得られます。
前半のコインによる競りは、全員同じ持ち金から始まりますので、誰がいくら持っているかのカウンティングが重要になります。 後半は、前半で高額物件を取ったのは誰かをよく覚えておき、それが出たかどうかをカウンティングしておくことが重要になります。30~27、出来たら23くらいまで誰がどれを持っているか把握しておきたいところです。
割りと俺、競りゲーに強いんだ、と自覚できたゲームです。
軽量級のゲームは何回もやるんで、どれを何回勝ったかよく覚えていないんですが、私、コロレットは勝率がひどく悪いことだけはわかってます。好きなんですけどね。
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