そんなこんなで毎晩のようにBGAで遊んでいるわけですが。 中量級ゲームはやるとは限らないのですが、やるなら一晩に2~3つやることになります。なので、結構な種類をやってるわけですが、中でも何回かやってるハマったゲームです。
というわけで、中量級ゲームです。
中量級ゲーム
中世の建築士
うん、これはハマった。
カードゲーム......になるのかな。タイルと言えないこともないけど。
建物を、雇った建築士を派遣して建てるゲームです。建てた建物の勝利点を貯めて、17点以上を目指します。この17点って点数、半端だなーと思ったんですが、プレイした感触としては、実に絶妙な点数なんですよ。これだけでもテストプレイを何回もした良質なゲームだと想像できます。
ま、それは置いておくにして。
自分の手番では4つの選択肢があります。
- 場の建物タイルを自分の場に取る。
- 場の職人タイルを自分の場に取る。
- 自分の場に取ってきてある職人を、これまた取ってきてある建物に配置する。
- お金を1金、もらう。
基本的には、この選択肢を1つプレイする度に1アクションを消費します。1手番に出来るアクションは(基本的に)3アクション。ただし、職人の配置は同じ手番に2人目を配置すると、2アクションかかります。3人目だと3アクション。同じ手番で同じ建物につける時だけです、次の手番でくっつける場合や他の建物につける場合にはまた1アクションでOK。
建物タイルには4つの建築資材のうち、どれがどれだけいるか、ゲージのような感じで右側に書かれています。一方、職人は建築資材をどれくらい供給できるかが書かれています。職人をつけていって、建物の必要資材量に足りるだけ資材を供給できたら、その建物は完成。勝利点とお金が入ります。ただし、職人をつける際には、1.職人の給与を払う 2.アクションを消費する の2つが必要です。
アクションは基本的にひと手番3つですが、お金を払えば追加のアクションが買えます。具体的には1アクション5金。
建物カードの中には、「道具」と言われるものも混じってます。これは完成させてもお金はもらえませんが、直後から「お金の要らない職人」として使用できます(アクションは要ります)。
というわけで、お金とアクションというリソースをやりくりしながら、早く17点以上の勝利点を貯めるのが目的です。17点以上になったプレイヤーが出たら、そのラウンド、最後の手番の人までプレイを終えて、そこで終了。その時点で一番点数の高い人が勝者です。
姉妹作に「古代の建築士」というのがあって、このルールに追加が加わってるのですが、そっちの方がコントロールはしやすくて、易しい印象はありますね。いや、単にオレが勝てたからなんだけど。
ポーション・エクスプロージョン
ビー玉で落ちモノゲーをやるという、あれ。
あの、実際に指でビー玉をつまみ、取りだし、カツンカツンと音させるところがよいんじゃ......と思っていたんですけど、デジタルでやればそれはそれで面白いので、いいゲームだ。
あと、デジタル版ではイヤに俺の勝率が良いので、いいゲームだ。
これ、ビー玉取って他の球が連鎖起こしたときに、カツーンとかドカーンとか効果音が出たら、もっと楽しかったろうに。
ダイスフォージ
ダイスを振ることによって、お金やエレメントをため、それを使って自分のダイスを強化したり、点数や特殊能力のカードを買ったりして勝利点を貯めるゲーム。
これも、実際に自分の振るダイスをパチンパチンと面を組み替えて強化できるところがいいんじゃん、と思っていたのですけど。そしてそのダイスを振る楽しみも、デジタルでは若干弱めなんですけど。
リアルでやった時には1時間くらいかかる重ゲーだと思っていたのですが、デジタルでやったら30分くらいで終わるんですよねえ。なんでこんなに軽く早くなってしまうのだろう? リアルのダイス組み替えは楽しいけど、そんなに時間がかかっていたんだろうか?
ポーションエクスプロージョンはそんなに短くなってないのになあ。
セレスティア
飛行船で旅をしながら、より遠くの宝物(=点数)をたくさん持ち帰って、その点数を競うゲーム。 一見すると「インカの黄金」のようなドボンゲーにかと思ったのですけど、やってみたらブラフゲーだと言うことがわかりました。
プレイヤーは飛行船で冒険旅行をする冒険者。1つの飛空島についたら、船長は特製ダイスを振ります。ダイスには起きるトラブルの種類がマークで書かれていて。雲、雷、鳥の群れ、空賊の4種類(+何のトラブルも起きない空白の目が2つ)です。振り出したダイスの目が、次の島までに起こるトラブルです。
船長以外のメンバーは、船長がそのトラブルに対処するカードを手札に持っているかどうかを予想し、島に降りるか、飛行船に残るかを決めます。島に降りればその島の宝物(残っていれば、ですが)を獲得します。飛行船に残れば......次の島に進めるかもしくは飛行船と一緒に墜落するか。
そして次の島に進んだら、船長が次の手番の乗客に移り、またダイスを振り......を繰り返します。 船長は(その時点で船に乗ってる人の)持ち回りなのですが、降りることは基本的に出来ません。ただし乗客が他にいない場合には、ダイスを振る前に「旅をやめる」という決断をすることが出来ます(島に降りたのと同じ)。
こんな単純なルールですが、ブラフをかます船長、その裏を読む乗客、そして強制的に乗客を降ろしたり、突風を吹かせてダイスの振り直しをさせたりといった特殊能力を持つパワーカードで、波瀾万丈な展開が楽しめます。そう、突風カードはノートラブルの白い目を振り直させるので、乗客より今、島から降りたプレイヤーが使うことが多いわけで。降りたプレイヤーがその後もゲーム進行に関われるところなど、なかなか面白いです。
リアルだとダイス振りに力がこもるのでしょうけど、デジタルだと飛行船墜落時のアニメーションが楽しいです。
余談ですが、「セレスティア」と「ソレニア」、同じ飛行船に商人が乗り合って先へ進むというゲームなんで、名前をときどき取り間違えてしまいます(名前も似てるし......というか、同じ単語の別読みバージョンじゃないのかな、これ。そして元ネタは、ガリバー旅行記の空中島)。それにしても同じテーマで全然別のゲームになるもんですね。
レース・フォー・ザ・ギャラクシー
プエルト・リコ
どちらもBGAなら中量級だけど、実際にリアルでやると重量級のゲームです。どっちもすっごく面白いんだけど、まあ、これらに関しては別に機会を設けて書くことにします。どちらも奥が深いゲームなのですよ。
というわけで重量編に続きます。
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