そういうワケでTRPGもけっこうやっていたんですけども、私がキーパーしていたクトゥルフキャンペーンは、一応終わりました。この間記事にした『オリエント急行の恐怖』はふたたび中断して、そして先日から再開されました。
で、私の方のクトゥルフですけども。
一応、キャンペーンといっているけど、別に通しでなにかの謎や黒幕などが要るわけでもなく、単にクトゥルフのシナリオを同じキャラクターで連続でプレイしただけです。
けれどもそれでもけっこう雰囲気は違うモノで。
日本でのクトゥルフは、現代日本でもそれ以外の時代や国でも、単発でプレイすることが多いような気がします。まあ、個人的に死ななかったキャラを次のシナリオに投入するってことはあるでしょうけども。
今回の連続シナリオは、同じキャラを連続して登場させることを前提としてプレイしました。当然成長もします。成長すると、やっぱり愛着がでるようでして。キーパーとしてはそこが狙い目ですね。狂わせるにしろ殺すにしろ、愛着出てるキャラの方が......くくくく。
というわけで、ちょっと珍しいクトゥルフ連続セッションだったわけですが、どれも基本は市販品のシナリオなので、あんまり詳しく書いちゃうわけにはいかないのですよね。
なので、シナリオタイトルと、そこでなにが起こったかをボカした形で。
「緋文字」
クトゥルフ第7版のルールブックにあるシナリオ。プレイヤーがミスカトニック大学絡みだったので、これを1本目に持ってきました。
実を言うと、このシナリオの「黒幕」、シナリオで指定されておりません。キーパーが決めるようにと書かれています。うん、素晴らしく投げやり。ただし実行犯(実行怪物)は当たり前のごとく指定されてます。
たくさんのNPCが出てきて絡み合うので、あんまり初心者用シナリオとは言えないんじゃないかと思うんですが、PC側から見ると調査対象がわかりやすく、かつ徐々にヒントが出てくる感じが面白いので、やっぱり初心者向きなのかも知れないです。
「殺人リスト」
「アーカムのすべて」に収録のシナリオ。導入部や刻一刻と事態が悪化していく感じなど、なかなかいいシナリオです。私の場合、殺人リストの最後のターゲットにPCを1人当てはめてしまいました。わかったときのプレイヤーの慌て方といったら(笑)。
途中でPCの1人が大ケガしてしまったので、NPCの刑事を使ってもらってプレイを続行しました。
そしてラスト。黒幕については結着がつき、その後始末というべきところで、PCの1人がロストするという展開に。まあプレイヤーは覚悟の上でチャレンジして、そして失敗になったのですが、発狂でも死亡でもない形でPCロストというのは私も初めて見ました。
あんまり感動したので、そのままロストさせるのではなく、第4シナリオに伏線として登場させました。
「眠れ、夢みよ」
第3シナリオ、と言うか実質1回の幕間みたいなセッションでしたね。「ラブクラフトの幻夢郷」に収録のシナリオです。ドリームランドを紹介する(と言うか導入する)のの前振りにちょうど良いシナリオだったので。
「ピックマンの弟子」
これも幻夢郷に収録のシナリオ。後半ドリームランドが舞台になるのですが、ここで例のロストしたPCを再登場させました。
ラストには、他のPCの出自に対するオチもつけたりしてしまったので、「第1部完」のつもりだったんだけど落ち着きすぎてしまった。おかげで第2部やるかどうかちょっと悩んでます。
長いシナリオですけど、現実編か幻夢郷編かどっちかをある程度刈り込むと良い感じになります。話自体は面白いですしね。なにしろ「ピックマンの弟子」ですよ? 面白くならないわけがない。
ドリームランドというのは、案外みんな遊ばれてないみたいなので、そういった観点からもおすすめのシナリオです。案外普通のファンタジーとは全然違ったモノになります。
ということで、クトゥルフのキャンペーンセッション、なかなかおすすめですよ?
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