11/22(土曜)は久しぶりに、実に久しぶりにギア・アンティークを遊びました。「ルネッサンス」(第2版)になってからは初めてかな。
場所は戸田美女木のイエローサブマリン。遠いなあ。私が場所をとれなかったので、仕方ないんですけどね。
もともとこの日は、メックウォリアミニキャンペーン3回目をやる予定でした。ですが、当てにしてた我孫子のマンション共用棟が、珍しく、ホント珍しく、埋まっていたのですよ。秋葉原のイエローサブマリンもダメ。なので、日付を24に移すことを提案したのですが、メンバーのひとり、はうつむりさんが24日はダメだと言うことになり、今回のメックウォリアミニキャンペーンはお流れに。
......なりかけたのですが、戸田のイエサブのことを思いだし、この日で再招集。ですが、時すでに遅し、浅井さんがすでに予定を入れておりました。
で、まあ、他の人は集められるので、22日と24日、両方遊ぼう!(特に24日は場所を取っていたので)と言うことになりまして。24日はわりと早い時点でD&D4thと決まったのですが、22日が決まらない。「本命メタガ、対抗ファンタズムアドベンチャー、穴がファーローズ」と言っていたのですが、ここで、穴も穴、大穴のギア・アンティークが来ました。ルールブックがフッと目の前にあったのと、スチームパンクをやりたがっている知り合い(今回のセッションにはまったく関係ない人ですが)のことを、別の弾みでふと思い出したから、と言うのが理由です。
ま、実際、
1.ロボット物でもファンタジーでもないので、メックウォリアにも翌々日のD&Dにも似てしまわない。
2.キャラメイクが簡単そうである。(実際は意外と時間がかかった)
3.シナリオがすでにある(ので、準備が最小限で済む)。
の3点が決め手になりました。これを伝えたのが、24日の深夜0時ってぇんだから、どれだけ迷ったかわかるというもの。
さて、ギア・アンティーク。スチーム・パンク......と言うかスチーム・ファンタジーTRPGです。背景世界は、蒸気機関以上の動力源がほとんど無い19世紀ヨーロッパ風の文明。飛行機や自動車は、ごく初期のものがある程度。鉄道や飛行船、船が主なる移動手段で、銃はリボルバーがようやく実用化されたぐらいです。まあ、ジブリのラピュタとかが一番近い世界ですかね。この世界で、色々な冒険や陰謀を楽しみます。
今回のシナリオは、初版に着いていたもの(正式タイトル忘れた。ヴェオルン卿の出てくるヤツ)をちょっとアレンジしまして、舞台を飛行船にしました。天才的な頭脳を持ちながら、周りの人々に認められないヴェオルン卿が、世間(主に王国権力者たち)に復讐するために、超兵器「鉄槌一号」というレーザー砲を開発し、王国を脅すというメインストーリー。元のシナリオだと、田舎の砦にこれを設置するのですが、今回は飛行船「北の豪風号」に取り付けました。これで、王国首都に侵攻し、王都を灰にすると脅かしたのですね。で、PCたちは、北の豪風号完成式典に呼ばれ、そのまま乗客として飛行船に乗り込んだゲストたち。つまりはヴェオルン卿の人質です。王国空軍は人質がいて手が出せない。そこで、人質自らが、この状況をなんとかせねばならない......とまあ、こんなストーリー。
飛行船内での戦闘、そして外壁を伝わっての機関室侵入。最後は落下して逃げようとするヴェオルン卿と鉄槌一号を追いかけて、空中で落下しながらカプセルに乗り込んでいくという展開。まさにジブリアニメっぽい空中アクションの連続で、まあ、おおむね楽しんでもらえたのではないかと思います。
システムに関しての感想は、まあ、別れてしまったのですけどね。もともとデザイナーの伏見さんが(特にこのギアアンティークを作った頃は)、TRPGのシステムは話を進めるためのエンジンで、わりとオマケみたいなものだという思想を持っていたので、ギア・アンティーク、実にそのようなシステムになっています。「幸運の風」(WOL)という能力値だけ振っていればいいんじゃないか、と言うランドルさんの指摘はまさにその通り。でもこれがクライマックスに向けて盛り上がるのも、また事実。はうつむりさんは大変気に入ったみたいでしたが、残念、14年も前のシステムですので、もう絶版です。
ところで、ルネッサンスになってから変わった点が、「キャラの人生を一生分作って、今回の話はその履歴の中の××年での事件だよ、と輪切りにしたシナリオで楽しむ」と言うこと。ユニークだと思いますね。賛否が分かれそうですが。そして今回は残念ながら、この形式ではなく、簡易システムでのキャラ作成となりました。簡易キャラ作成は、あんまり他のシステムと変わりません。次回はぜひ、キャラログブック(キャラシートではなく、本になっている)を複製して、正式のキャラメイクをして、プレイしてみたいところです。
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