ついに、終わりました。 トラベラーオンセキャンペーン『リヴァイアサン』が。
最後に終わった第2班でも、14ヶ月に及ぶセッションでした。先行して始まってた第1班から考えると、18ヶ月です。1年半です。
私が忙しい時期や、年末年始は飛び飛びだったとはいえ、よくも続けられたものだ......というか、よくみなさんついて来てくださったものです。
ありがとうございました。こんな場で言って、みなさん見てらっしゃるかどうか怪しいものですが、それでも言わずにはいられません。
本当にお付き合い、ありがとうございました。
第1班・田中克明さん、鈴木地雷勇者さん、雷光正義さん、舞方雅人さん、なかだいさん、
第2班・藤浪智之さん、伊豆平成さん、まつもとさん、たかのえさん、銅大さん
第3班・さぼりっこさん、テオドシアスさん、ランドルさん、とけたさん
ありがとうございました。
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草原惑星ブローデルの遊牧民族『緑の風』。その族長の後継者決定を兼ねた、狩りの儀式、『ムカイの儀』で、PCたちが肩入れするラーキ少年は見事に前族長のカタキを討ち、新族長になることが決まった。これは前族長の娘レシィの望むところであった。ライバル候補ダラメもこの狩りの結果を素直に受け容れ、不承不承ながらもラーキのことを認め始めた。緑の風の部族にとって、すべてがよい方向に回り始めていた。
そして、ムカイの儀の成功と、新族長決定の祝いの席に、PCたちは招待される。浮かれる遊牧民たちとは別に、テレパシスト・ソシウス(NPC)の顔色は冴えない。ヴォーマン副長が理由を尋ねるが、ソシウスは口を濁すだけだった。
一方、リヴァイアサンでも。
ブローデルでの貿易条約がよい方向で結べそうになっているとの報告を受けたレッドブロウ船長に、ソシウスの婚約者アイーダ(NPC)が手紙を渡す。
「母港、パックス・ルーリンにリヴァイアサンが帰港したら、開けて読んでください」と。
だが中身が気になったレッドブロウ船長は、すぐにその手紙を開けてみた。
手紙には衝撃的な事実が書かれていた......。船長を半年にわたって悩ましていた、他社の産業スパイの正体が。前回の寄港地ゴリアで偶然、テレパシストであるソシウスが気が付いてしまったのだ。
スパイはデイトレー(PC)だったのだ。
レッドブロウ船長はこのことを己の胸のうちに収め、デイトレーと二人きりの時に問いただした。あっさりと認めたデイトレー。だが、彼の行動はあくまでも雇い主であるBT社への経済的損害に留まり、乗組員としてはベストを尽くして探検に協力、数々の危機を共にくぐり抜けてきた実績などを認め、船長はデイトレーを秘密裏のうちにBT社に対しての責任......則ち、民事裁判にかけられることだけを条件に、他のすべてを許すことに決めた。
「わかりました。でもこちらもひとつ、認めるに当たって、条件を呑んでください。
裁判が終わったら、また、船長の下で働かせてもらうことを」
そして、武装巡洋商船リヴァイアサンは、その任務を終え、6ヶ月ぶりに帝国領域内パックス・ルーリンへと帰還したのであった。乗組員、誰ひとり欠けることなく。
時に帝国歴186-1098のことである。
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というわけで、最後のリヴァイアサン号が帝国に帰還いたしました。
このあと、出航前に買って置いたプラチナの値上がり分の処理とか、BT社からの給料やボーナスの支払いなど、経済面の後始末をして、キャンペーンを終了しました。
でもちょっと名残惜しいので、次週もちょっとだけ、やります。ゲームとしてではなく、各PC、NPCたちのその後の話、ひょっとしたら次回のトラベラーキャンペーンの話をするために。
それにしてもなあ。アイーダの手紙を見せたあとはレフリー、ほんとになんにもレフリーらしいことしなかったなー(笑)。ちゃんとプレイヤーがPCたちをロールプレイして、話を終結させてくれたもんなあ。
見てるだけで楽しかったし、面白かったし、なにより楽だ(笑)。結末どうなるか、どう落としどころを作るか、実はなにも考えてませんで、デイトレーがスパイであると言うことを告げただけという状況をぽーんとプレイヤーに投げちゃって、あと見てただけですから。どこで落としどころにするかなんてことは一切誘導していません。考えてないです。これができるのも、プレイヤーがみんなロールプレイのベテランで、1年にわたる積み重ねがあるからこそなんだろうと思います。
3班やったわけですが、こんな無茶やれたのはこの班だけです。他の班にはトラベラー初めての人が多かったですしね。
繰り返しになりますが、改めて、みなさま、ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。
2班の面子が濃すぎるよ~。
これ、知ってる人にはとんでもないメンバーに思えるだろうねぇ(汗。
そこは、同人誌でやるので。