さて、トラベラーオンセ、木曜班のプレイリポートです。
こちらの班はゆるゆるとやっておりまして(火曜班がかつかつかというと、そんなこともないのですが)、文章にまとめてしまうと若干、火曜班より少なめになってしまいそうですが、実際のセッションでは同じくらい濃いです。
ヨルク.........タノさん
エーリッヒ...ランドルさん
アーロン......テオドシアスさん
さて、こちらの"ラス・アルハゲ"号は、ジェンゲに飛んだあと、投機商品として、農業機械を見つけます......がこれが単価が高い。買うのをあきらめようとしたときに、ある老紳士が近づいてきます。自分の仕事を引き受けてくれたら、報酬とは別に、商品を共同購入しようじゃないかと。(や、火曜班と似たような申し出であるのは偶然ですよ?)
老紳士の依頼とは。現在内乱状態にある隣の星系、ダイナムに行って、本来老紳士のものであるコンテナを回収してくること。そのための燃料も用意してくれるとのこと。
前の記事を読んだ方にはわかると思うのですが、こちらの世界では、ダイナムはすでに革命が勃発していて、内乱状態なのでした。というのもですね、ランドルさん、テオドシアスさんには単発で『焦熱面横断』(の冒頭部分)をやってしまったから。だから、あの星系がヤバいというのはプレイヤーレベルでわかっているので、まあ、今さら取り繕ってもしょうがないと内乱状態のままでした。
つまりランドルさんとテオドシアスさんは、いかにやばいところか、ある程度知っているというわけですよ。
なので、この依頼、悩みましたね。
まあ、結局、引き受けたわけですけども。
というわけで"ラス・アルハゲ"はダイナムに向かってジャンプいたします。
老紳士の言うコンテナは宇宙港にあるので、宇宙港にさえたどり着けば、すぐに回収出来るはずだと。
しかし、大方の予想通り、そんなに簡単には行きませんで。
宇宙港は革命軍が占拠しておりました。
とはいえ、植民惑星ですからだいたいの物資は自給自足なんて出来るはずもなく、つまり外部からの門戸を閉ざすわけにも行かない。なので、革命軍は自分たちで宇宙港を運営しているわけです。
ところがですねえ、これが素人なので、何かにつけて能率が悪い。そのくせ尊大主義というか、外部からの商人をなんか敵視している。まあ、こういうものは、事態が劣勢な方ほど、他人に警戒心や敵愾心を抱くものなのですが。
というわけで、なにもしていないにもかかわらず、燃料補給の間、"ラス・アルハゲ"の乗員は空港施設に軟禁されてしまいます。
もっとも、そんなふうに外部からの人間に対して敵対心を抱いている人ばかりじゃない。というか、そういうのは幹部の一部にいるだけで、下っ端の兵士(それもろくに戦闘訓練を受けていないような素人)はもっとおおざっぱで、ざっくばらんで、いい加減。簡単に賄賂(それも僅かCr.10程度)でPCたちが軟禁室を抜け出すのを目を瞑ってくれたのでした。まあ、連中、「もうこんな岩堀にあくせくしなくていいんだ」という言葉に半信半疑で乗っかっただけですから。
本気で、外部からの人間に敵愾心を燃やし、警戒しているのは幹部連中だけ。というわけで「赤い星の装甲車に乗った幹部将校にだけは気をつけろ」という忠告までもらったのです。
で、PCたちは、目的の品であるコンテナがある倉庫街に行きました。で、そこからコンテナを持ち出そうとしたのですが、運が悪いことに、赤い星の装甲車に乗った将校に見つかってしまいます。この将校、いわゆるブルジョワジーの財産は民衆(つまり自分たち革命軍)に分配されるべきもので、だから倉庫にあるものはすべて革命軍のものだと本気で信じています。なので、すぐにとっ捕まって、留置所に入れられてしまったのでした。
と、まあ、ここまでが前回までの展開ですね。
長くなったので、また分割します。
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