さて9/29のトラベラーオンセは私の好きなシナリオのひとつである『焦熱面横断』、その第1回でした。
これはアメリカのトラベラーオンリーコンでプレイされた公式シナリオで、基本は単発ですが、割と簡単にキャンペーンに組み込むことが出来ます。今回も、簡単に組み込むことが出来ました。
シナリオ内容としては、トラベラーの中にある4つの大きなルールブロックのうち、『個人・車両戦闘』『惑星探査』が十二分に楽しめるという点で、気に入っています。ちなみに残りふたつは『貿易・宇宙旅行』と『宇宙船戦闘』だと思っているんですけども。
※※※
さて、惑星ダイナムで、突如革命軍の武装蜂起に巻き込まれてしまったPCたち。革命軍兵士たちはPCたちが惑星外からやって来てたまたまブルジョアジーを護衛していたに過ぎない雇われボディガードだということには気がついていており、お目こぼしをして逃してくれる。もうひとつ、倉庫にあるお宝に気を取られていたからという理由もあるのだが。
ところが、この倉庫が開かない。PCたちのパトロンがあけたときには普通に開いたのに。
というところで、カンパネッラが、パトロンの秘書が持っていたアタッシュケースに気が付く。......この中に、倉庫を開けるための鍵か、なにかが......?
革命軍兵士たちが気が付く前に、PCたちはATVでそっと逃げ出す。
燃料は心許なく、また革命軍がうようよしている適温地帯モノレールがあるあたりは危なそうだと判断したPCたちは、適温地帯と極寒地帯の中間あたりの平地を選んで進んでいたが、すぐに後方からあとをつけてくる車輪型ATVを発見する。
PCたちはこれを迎え撃つべく準備を始めた......。
※※※
ま、文章にするとあまり長くもないのですが、この後の惑星冒険行を制限する色々なルールや数値の説明をしておりました。燃料がどのように消費されるかとか、敵組織の連絡網の話とか。
そうなんですよ。この星、アステロイドよりちょっと大きいというレベルの星なので、電離層がない。なので、電波が長距離には届かない。長距離に連絡するには有線(モノレールに沿ってケーブルが敷設されている)の連絡装置を使わねばならない。
PCたちも宇宙船に連絡を取るということが出来ませんが、革命軍も横の通信が悪くて、一体化して動いていない。PCたちが倉庫の鍵を持っていることに気づいたとしても、それを知っているのはPCたちのパトロンを殺した革命兵士部隊だけ。あとはせいぜい、モノレール沿いの部隊だけですね。他に鉱山や施設や水を押さえている革命軍部隊は、PCたちのことを知らないから、交渉次第では見逃してくれたり取引ができるかも知れない。ここが面白いところです。
でもって。あとは宇宙港に着くまで、なにが起こるかはすべてサイコロのランダムイベント表任せです。レフリーにもわかりません。はっはっはっは。この漂う感覚、まさにトラベラーの醍醐味です。
ああ、次回が待ち遠しい。
コメントする