そういうわけで、1週間近く寝込んで、トラベラーオンセも休ませていただきました。
だから久しぶりのTRPGです。いやまあ、5日空けたくらいで久しぶりとか言えちゃうところはやっぱり幸せなのですが。
というわけで10/31、シャドウラン4thをやって来ました。
マスターは朱鷺田さん。ありがたいことです。
ホッパーマン(リガー)......松本さん
シールズ(ストリートサムライ)...中谷さん
アン・ブレイカブル(メイジ)......私
※※※
シャドウランナーが集まる酒場で、PCたちは一人の男からショートビズを頼まれる。
依頼内容は簡単なものだった。
今は廃墟となったレンラク・アーコロジー跡に、まだ稼働している謎の研究施設があるという。そこの光ファイバーに直接ハッキングを仕掛け、研究データをダウンロードしてくること。期限は3時間以内。
レンラク・アーコロジーは20年前のレンラクシャットダウン事件以来、基本的には廃墟となっており、現在はシアトル市が最下層市民に福祉政策の一環として、その整理と資源の回収を行わせている。つまり廃墟といっても完全な無人ではない。さらに、一部の階層ではまだ警備ドローンや他の警備システムが稼働しているという情報もある。依頼主に裏がないとしても、それなりの困難は予想された。
PCたちには男たちから廃品回収業者のニセSINをわたされる。
PCたちの向かうべき127階はまだ未整理で人は踏み込んではおらず、その下の125階までが整理と資源回収が行われているフロアだった。125階に着いたPCたちは、そこの現場責任者から、126階にまだ稼働している警備ドローンがおり、手こずっているという話を聞く。このドローンをどうにかしないとPCたちは127階に入れなさそうだった。
メイジのアンが精霊召喚失敗で最初から精神ダメージを負ってしまうとか、ホッパーマンが持ってきたドローンが自走ICU(ハシル治療ベッド)だとか、いろいろと(主に自分自身のせいで)トラブルを起こすが、126階の警備ドローンを倒し、127階に上がる。だが、ここにもまた同型の警備ドローンが待っていた。
偵察に放った味方ドローンが敵ドローン「樹海1号」に見つかり、こちらに連れて来てしまうというアクシデントが起きる(クリティカル・グリッジ)が、なんとかこれをやり過ごし、127階へ。
任務自体は、華麗なホッパーマンのテクニックで無事に成功させる。
だが、階下にはレンラクシャットダウン事件の犠牲者の怨念が思念体として残っていたのだ。思念体は実体化して、PCたちに襲いかかってくる。だが、これを戦闘で退け、なんとか約束の時間までに酒場にたどりついたのだった。
※※※
というわけで、シャドウラン。珍しく裏切りも陰謀もトラップもなくて、素直な展開でした。つーかね。裏切りや陰謀につなぐには、PCたちがかなり力不足だったのですよ。コネとかほとんどないし。たかだか2戦闘くらいでリソース使い果たすし。
これは、松本さんが作ってきたキャラを、私と中谷さんが使ったためもあります。いや、かなりガチに作ってあって、強いんですけどね。同じ人間が作ったキャラなので、どうしても偏り方が同じなんですよ。なので、みんなコネが貧弱、近接戦も弱い。というわけで、割と素直な話にしていただいたようです。
しかしねえ。シャドウランはすごいねえ。
なにがすごいって。
大抵のTRPGのルールブックは、厚くても、実際に読むべきページはそれほどでもない......と思うんですよね。基本ルールと、戦闘システムと、あとはデータ。
ところが、シャドウランはあの厚いルールブックをほぼ全部読まないとならんわけですよ。戦闘、魔法、車両戦闘、電脳世界、背景世界、サイバーパーツ......かなり読まないとダメです。私がメイジをやった関係で、魔法を飛ばせなかったってのはありますけどもね。これが、私が松本さんのチューンナップしたキャラを使わせてもらった理由です。とても読みこなせなかったのですわ。
しかも、これだけじゃなくて、これまた分厚いサプリメントが4冊くらい有って、それがそれぞれ車両戦闘、電脳世界、魔法、サイバーパーツと銃器を強化しているわけです。
のめり込めば、いくらでも強くなれるわけです。
でも、今からこの沼に足突っ込むの、怖いな......。松本さんは飛びこむ気マンマンだけど。
何はともあれ、朱鷺田さん、マスターありがとうございました。
コメントする