順序から行くと、コミケ準備の話が先になるんですが、でもまあ、まとまりからいうとコミケ準備とコミケ当日の話はくっつけた方がいいと思ったので、あなまたの話。
あなまた、12月はボードゲームでしたが、いつものような、最終日曜日ではなく、天皇誕生日でした。そして、終会後、忘年会です。
まず1本目は『赤ずきん』。以前絶賛した『ウサギとカメ』と同じシリーズですが、もう少し低年齢向きになっています。そして協力ゲー。
ゲームは2種類。マスターとプレイヤーが協力してやるものと、マスターとプレイヤーたちが対立するもの。対立の方が少々難易度が高めだそうで、我々はこれをプレイしました。
赤ずきんをオオカミより先にお婆ちゃんの家にたどり着かせればプレイヤーの勝ち、そうでなければマスターの勝ち、と言うこのゲーム。プレイヤーは、赤ずきんそのものになるのではなく、それを守る妖精さん(?)になって、赤ずきんを進めるための歩数を決めます。何しろ赤ずきんちゃん、なにかというと寄り道する(と言うか立ち止まる)のですから。
で、まあ、プレイ自体はプレイヤーの勝利に終わったのですが......なんか微妙だ、これ。勝つためになにすればいいのか、どこがポイントなのか、よく見えないんだわ。『ウサギとカメ』のシリーズだというので、ちょっと期待しすぎたのもあるかも知れませんが。
低年齢向けに作ろうとしてかえって、いろいろ失敗しているような気がしますですよ。これなら、たぶん、プレイヤー一人一人が赤ずきんになって、おばあちゃんちまで駆けっこした方が良かったかも知れません。少なくともそっちの方が、子供は理解しやすいと思う。『星の王子さま その先のものがたり』のように(今思い出したのだけど、10月のあなまたボードゲーム会で『星の王子さま その先のものがたり』やったにもかかわらず、記憶から落ちて、ブログに書き忘れていた)。
2本目はやったことのある『コルト・エクスプレス』(ただしエクスパンション付き)だったので、どうにも調子の悪かった私は抜けて、眠らせてもらいまして。3本目はマフィアのファミリーになって、うまいことボスの目をかすめて儲ける人狼系のゲーム「マフィア・デ・クーバ」というゲームをやりまして。
マフィアのボスが、家を留守にする、という設定です。で、ボスは部下に、シガレットケースに入った宝石を預けていく。シガレットケースには他に、役割トークンが入っておりまして、部下達は宝石何個かか、役割トークン1枚をとります。もちろん取るものがないときもありますから、その場合には、ストリートチルドレンという役割になります。かえってきたボスは、シガレットケースの中身を確認し、部下達にいくつか質問をして、裏切った盗人どもを言い当て、宝石を取り戻します。
ボスの勝利条件は盗人を全員言い当て、宝石を全部取り戻すこと。他の人は、その役割によって勝利条件が違います。盗人は、ゲーム終了段階でもっともたくさん宝石を持っていたヤツ。「忠義もの」の役割トークンを取ったものは、ボスの勝利が自分たちの勝利。「FBI」は自分を疑わせて盗人だろうとミスリードさせれば勝ち。
他の役割もいろいろとユニークなものがありました。
で、TRPGもたしなむ我々ですから、こんな材料を与えられて、ロールプレイ的なセリフ発言が出ないわけがありません。つーか、みんなそっちの方が多いくらいでして。
ただ、悲しいかな、日本人だからか、それとも馴染み方の問題か、みんな発言が、だんだんマフィアと言うよりは日本のヤクザ(それもやくざ映画の)っぽくなっていくんですよねえ。そのうちエセ広島弁になったりして。
2回ほどやってんですが。
なんだかさりげなく、私、2回とも勝利陣営になりました。考えてみれば大勝利。
そのあとは、「ゾンビタワー3D」。もっとも、これには私参加しませんで、休憩しておりました。とても受けていたようですがルールはよくわかりません。でもギミックを見るだけでも楽しそうですよね。
さて、そのあと、ちゃんこ屋に行って、あなまた忘年会となりましたが。頭の中身はすでにコミケのことでいっぱいで、佐々野さんにイラストの話をしたこと以外覚えてない。あと、ちゃんこがおいしかったこと。
本当に、食い物のことだけはちゃんと覚えているなあ、俺。
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