思っていたより長くなってしまった木曜改め水曜班のエピソード『救出』です。
正直、まだ半分越えたあたり。今回もまたダンジョンハックな感じです。
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PCたちが見つけた足首はレーザーで切断されたもののようだった。不気味な雰囲気に警戒しつつも、全員が赤外線ゴーグルをつけたために、通路にあるトラップの発見には問題はなかった。
部屋はドーム状で、東西南北にパイプ状の通路がある。北の通路は太く、東西南の通路は細い。PCたちはまず、細い通路の先を調べた。
東の通路は入り口のコントロールパネルを、「動物」に合わせると開いた。そこにあったのは様々な動物の骨が入ったまま放置された檻だった。
南の部屋は「生命」に合わせると開いた。中にはヘビのような生物が巣を作っていた。
西の部屋は「植物」に合わせると開いた。中にはプールがあり、その中央にはガジュマルの樹のような植物が生えていた。
北の通路は長く、100m以上もあった。ようやくたどり着いた部屋の扉を開けようとしたとき、扉が突然開き、中から奇妙な物体が現れた。
物体は、直径が2m近くもある巨大なコンペイトウのような形をしていた。そして、ゆっくり転がりながら、外に出てくる。奇妙な金属音の言語を話しながら。
エーリッヒは本能的にサブマシンガンを、物体に向けて撃った。それは物体の一部を壊したが、物体から延びた触手状のものに絡みつかれて、捕らえられてしまう。
エーリッヒを捕まえたコンペイトウは、ふたたび扉の向こうに消えていった......。
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えーと。わかる人はわかると思いますが、ここまでのイメージの元ネタはラブクラフトの「狂気山脈にて」です。ですから、コンペイトウは、実はショゴスの役なので、触手です。テケリ・リ、です。
ま、こっから先は狂気山脈よりずっとマシな展開ですけどね。
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