はてさて。長々とやっている木曜改め水曜班のエピソード『救出』ですが、だんだん話が大きくなって、もっと長引きそうになってきてしまいました。
まあ、プレイヤーさんが楽しんでくれているならいいですが、太古種族についての謎解きが全然進まないとさすがに飽きられてしまいそうですからねえ。
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コンペイトウのような物体はエーリッヒを捕まえると扉の向こうに消えた。
ふたたび扉を開けようとするヨルクだったが、意外に手間取り、16分も費やしてしまう。ようやく開けた扉の向こうには大きなドーム状の部屋があったが、エーリッヒとコンペイトウの姿は無かった。
だが、エーリッヒの攻撃で壊れたコンペイトウの破片を見つけ出し、ヨルクとアーロンは西の通路に向かった。通路はかなり長く、しかも途中で壊れてずたずたな床になっていた。
通路を警戒しながら進むヨルクとアーロン。だが、ふたたびコンペイトウが通路の向こう側から現れる。もちろんエーリッヒの姿は無い。
敵のサーチライトが、赤外線域だけで可視光線を発していないことに気が付いたヨルクは、ランタンオイルを床に撒き、それに火をつけた。火の熱で、自らの姿を紛れさせようという作戦だ。
果たしてこの目論見は成功した。戸惑うコンペイトウの側を素早くすり抜けるヨルクとアーロン。一気にその通路の先の部屋に飛びこむ。
部屋にはシリンダーのようなカプセルが12個あった。それらは、やや形が違うが、二等寝台のような冷凍睡眠装置に見えた。そして、その中のひとつに、エーリッヒが捕らわれているのを発見する。
アーロンがその装置を操作し、エーリッヒを蘇生させようとするが、失敗。さらにコンペイトウが戻って来、戦闘になってしまう。
だが、ヨルクとアーロンは首尾よくコンペイトウを撃破することに成功する。
エーリッヒを甦らせたさせたアーロンは、さらに、他のカプセルに入っていた助教授とその助手らしい大学生たちを蘇生させる。
助けられた助教授は、事の顛末を話す。どうやら、助手の一人が裏切って、助教授の見つけた資料を持ち逃げし、助教授たちはコンペイトウに捕まってしまったようだ。入り口に落ちていた足首は、この裏切り者のものらしい。
助教授によれば、この遺跡の発見は大事件で、まかり間違えば、スピンワードマーチ全体を戦乱の渦に巻き込んでしまうほどの大発見らしい。アーロンはしつこくその秘密を尋ねたが、助教授はさすがに教えてくれなかった。
助教授と大学生たちを連れて、洞窟を脱出する一行。
その時、洞窟の入り口に多数の人影を見つけた。
人影は大学の要請で助教授を助けに来たという。だが、助教授は、彼らは怪しいと言った......。
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というわけで、怪しい連中に出口を塞がれた状態で、セッションは次回へ続く、という展開になってしまいました。
それにしてもアーロンのサイコロは荒れました。何しろピンゾロ2回とか、11を2回とか、まあ、たいへん。
ま、それもトラベラーの魅力なんですが。
そして、こっから先は、ダンジョンハックではなく、政治陰謀劇(荒事あり)の様相を呈してきます。よきかなよきかな。
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