2月のあなまたボドゲ会。

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うーん。また間が開いてしまいましたね。

さぼっているわけじゃないんですよう。仕事が詰まってまして。いや、実際ぶっちゃけるとブログを更新するヒマが無いほどでは無いのですが、仕事が進んでいないと、やっぱり......ねえ。

 

 というわけで、言い訳しながらのブログ更新です。

 2月28日(日曜)のあなまた、ボードゲーム会の記録です。

 

 というわけで、あなまたの話を書こうと思ったのですが。実に3ヶ月前のお話なので、忘れている忘れている。その上、4月にやったあなまたボドゲ会と記憶が混じってしまっている。いやはや、困ったものです。

 

1.コードネーム

 ま、そんなわけで、ちょっと記憶違いがあるかも知れませんが、この日最初に遊んだのは、『コードネーム』。連想系のワードゲームです。二チームに分かれてのチーム戦ゲーム、ってのは、最近ちょっと珍しいんじゃないかな? 最近の流行はプレイヤー全員の協力ゲームか、プレイヤー(たち)VSマスターの多数対一人のゲームか、2人用ゲームらしいんですけどね。

 設定としましては、プレイヤーは東西2陣営のスパイとなります。で、チームの中の一人を、スパイマスターとして選出します。このスパイマスターの指示で、自陣営のスパイを当てるのが、ゲームの目的です。

 現地のスパイは、敵も味方もコードネームで呼ばれています。それだけでなく、監視対象の一般人にもコードネームがついています。その数、25人(コードネームが書かれたカードです)。

 20160228_102547026_iOS.jpg

 で、どのコードネーム(の人物)がどっちのスパイか、あるいは一般人かを知っているのはそれぞれのチームのスパイマスターのみ。スパイマスターの指示でプレイヤーは自陣営のスパイとコンタクトを取るのですが、もちろん、そこはスパイですから、ハッキリとした指示は出来ません。はい、そうです、ここで連想キーワードをヒントとしてだし、スパイを当ててもらうのです。

 で、ひとつのキーワードで2人以上のスパイを暗示してもかまいません。というか、それをやらないと敵に差をつけられません。ふたつ以上にマッチする連想キーワードを考えるのがポイントです。

 しかし、間違って一般人にコンタクトしてしまったら、そこで終わり、敵陣営ののターン。それならまだしも、敵のスパイにコンタクトしてしまったら、敵のターンになるだけではなく、敵の点数にもなってしまうのです。

 さらに最悪なことに、一人だけ紛れ込んでいるヒットマンとコンタクトしてしまうと、そこでサドンデス、負けになってしまいます。

 なので、スパイマスターはヒントを出すのにたっぷり頭を捻るわけです。なるべく自陣営のスパイがたくさん含まれるように、そして敵のスパイを連想させてしまわないように、間違ってもヒットマンのコードネームを連想させないように。

 プレイヤーもまた、スパイマスターの意志をくみ取ろうと色々悩むわけですな。

 

 4人以上の偶数人数なら、何人でも出来そうなこのゲーム。人が集まって来るのを待つのにやるのに、最適な一作です。

 

 けっこう気に入って、その後買ってしまいましたよ、これ。

 

2.街コロ

 有名な、日本の傑作ゲーム。なのですが、実はやったのはこの時が初めて。2015年のゲーム大賞を惜しくも逃した作品です(その時の受賞作品は『コルト・エクスプレス』、決勝まで競ってたらしいです)。

 ゲームは至ってシンプル。手番プレイヤーがサイコロを振り、その目に対応する土地や建物を持っていれば、何らかのお金が入ります。そのお金で、新しい土地や建物を香って......と、土地とお金を増やしていき、ランドマークと呼ばれる大型の建物(群)を4つ開設すれば勝利。

 ミソは2つあって。

 ひとつは自分のサイコロだけでなく、カタンのように他人の振ったサイコロでも収入が生じる設備があること。そしてもうひとつは、サイコロをひとつ振るか、ふたつ振るかが選べること(ただしこれはある建物を持ってないと出来ません)。1d6を振るか、2d6を振るかでは当然確率が変わってきます。1など、2d6では絶対に出ませんしね。なので、序盤と後半とでは、有効な建物が変わってきます。ここに戦略性が生じるわけですね。

 ......で。

 面白いことは面白いんだけど、なんか、少し淡泊な印象です。うん。なんだろう。運の比重が大きいからかな。それとも戦略に多層性がないからかな。それとも、持ち金の上下幅が大きい上に、奪い合いが案外多いからかな。

 とはいえ、気に入ったので、これも買いました。エクスパンションのカードを入れるとまた印象が変わるという話なので、これも購入。

 シンプルなルールと、奪い合いの割りには遺恨を残さないゲームバランスで、初心者を交えてプレイするにはうってつけのゲームです。

 

3.パンデミック:レガシー

 これも評判高い傑作ゲーム。正確に言うと、一番最初に出た(そして大ヒットした)パンデミックの、リファインコンポーネント版。ルールは変わってませんが、チットやトークンがプラスティック製や厚みのある紙になって、豪華なパッケージになってます。マップも少し変わってるのかな?(古いのをプレイしたことないのでわからない)

 ま、『パンデミック』に関しては、今さら私なんかがいうこともない傑作ゲームなのですが、それでも少しだけ解説と、コメントを。

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 パンデミックは、新種のウィルス病原体による疫病拡散と、それを防疫する人たちの戦いをテーマにしたゲームです。まあ、リアルな防疫シミュレーションというより、パンデミックテーマの映画を再現したような感じですけども。

 協力ゲームという形態を一躍有名にしたヒットゲームでもあるのですが。

 特定のドラマを再現したようなゲームは、ルールが付け足し付け足しのちょっと不格好なシステムになっていることが多いのですけど、パンデミックは素晴らしく洗練されてます。特定テーマドラマ再現ゲームでは群を抜いてシンプルなルールじゃないかな(もっとも、パンデミックをダイスゲームにした『パンデミック:完全治癒』のほうがもっとシンプル)。

 システムの美しさで感動できるマニアックな私としては、好きなゲームのひとつです。

 欠点としては「多人数のプレイヤーのソロプレイ」になりがちだと言うこと。つまり、一応多人数ゲームであるけど、ソロプレイに近いので、ゲーム奉行みたいな人が声高く指示すると、その人のソロプレイになってしまいがち。

 これは大抵の協力ゲームが陥りやすい欠点なのですが(完全に克服しているのは『HANABI』くらいじゃないでしょうか)、とくにパンデミックシリーズはそういう傾向が高いように思われます。また、協力型ゲームは、その面白さを高めるために、目標の成功を困難にする方向で調整されることが多いのですが、これもまた多人数のソロプレイという傾向を強くしてしまいがち(一人の、よくわかっている人の指示で上手く全員が動かないと達成できなくなってくるので)。これもまたパンデミックでは特に顕著にみられる傾向です。

 

 と、欠点をあげつらってみましたが、すごく面白いことは面白いんだわ、確かに。ゲーム奉行が口を出しすぎず、勝利は目指すけどガチガチに凝り固まらず、でも勝利に向かって努力するのが楽しい、って方には絶対に楽しめるゲームです。

 これもまた、私は気に入っているのですが、ニョーボがあまり好きじゃないので、買うかどうか迷ってます。いっしょにやってくれる人が見込めないんじゃ、買ってもしょうがないですからね......。

(いっそソロプレイをやればいいのかも知れないけど)

 

 ......これくらいだったかな。よく覚えてないや。

 そうそう、この時は、久しぶりに田中としひささんが参加されたんだっけ。

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このページは、makiyamaが2016年5月31日 15:09に書いた記事です。

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