6人プレイ。

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 先週、いや先々週になるのか、3/11(日曜日)、持田さん、松本さん、桂さんと、うちの家族3にんと総勢6人でボドゲをやりまして。

 なんかこの間持田さんの話を書いたから年中彼と遊んでるみたいに思えるかも知れませんが、実際は去年の7月末振りなので、8ヶ月ぶりなのでして。その間を埋め尽くすがごとく、たくさんのボドゲに塗れて遊んだというその記録です。

 

 で、前日なんのゲームを遊ぼうかと用意したときに思ったことですが。

 日本のゲームってMAX4人までと言うのがいやに多いんですよね。外国のゲームはそうでもないんだけど。麻雀の影響でしょうか。

 まあ、確かに交易王とか宝石の煌めきとかの俺の好きなボドゲは外国ものでも4人のが多いけど。たぶんあれはバランスとカード枚数の兼ね合い。

 日本のは、例えば街コロやアニマルマインドとか、4人でないとバランスが崩壊するとも思えないんだけど。

 

 あと、6人ならTRPGという選択肢も有り得るなと考えたのですが、俺が前日も遊んでいる(マンション・オブ・マッドネス2版第6回)ので、マスターやキーパーはムリだろうと考えてやはりボドゲに。(そして実際体調が悪かったのでTRPGじゃ無くてよかった)

 

 と言うわけで、家にある6人で遊べるゲームを全部と、ポートロイヤル(5人まで)、パッチワーク(2人用)を持っていきました。パッチワークを持っていったのは4:2に別れてゲームすることもあるかなと思ったため。

 実際にやったのは。

 

1.ポートロイヤル

 カードを使ってお金を貯めて、そのお金でカードを買い、勝利点を貯めるゲーム。ユニークなのはお金がチットではなく、裏返したカードで表現されるということ。手札もないです、基本オープン情報のゲーム。でも結構他の人の考えを読む必要はあって。

 これは5人用なのですが、ぜったいに松本さんが集合時間に遅れると思ったので、軽く回転出来る5人ゲームをひとつ用意したのでした。軽く回転出来るので、松本さんが来て、余り待たせないうちに結着がつくだろうと。

 案の定、松本さん、遅刻してきたのですがね。

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 で、松本さんもポートロイヤルやりたがったので、私が抜けて2戦目。1戦目ボロ勝ちしていた娘は、警戒されたのか、それとも搾取する相手(私)がいなくなったからか、かなり低迷してしまいました。1戦目は娘、2戦目はニョーボの勝利。

 今回エクスパンションも用意してきたのですが、混ぜないうちに終了。追加ルールのうち、追加カードに関してはそんなに難しくないから、次回は最初から混ぜてみようかな。

 ※写真はこの時のではなく、以前にプレイしたときのもの。

 

2.コルト・エクスプレス

 これは持田さんが持ってきたもの。

 私、コルトエクスプレスをプレイするのは2回目か3回目なんですけど、今回凄く面白かった。こんなに面白いゲームだったっけかと思うほど。

 アメリカ西部劇の列車強盗のゲームですが、リアリティよりマカロニウエスタン的な派手さが持ち味。キャラクターイラストもカトゥーン風だしね(でもフランスデザインなんだ、このゲーム)。

 列車を立体で組み立てて、そこが盤面になるというシロモノ。列車の中には(具体的に表現されていませんが)乗客が一杯で、こいつらから強盗を働きます。でもそれは客車の中に落ちている金袋や宝石やバッグという形のチットで表されているので、いまいち罪悪感が薄い(笑)。

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 でフランスのゲームらしく(偏見)、PCたちは仲間なのに、ときどき撃ち合ったり殴り合ったりして、相手の戦利品を奪ったりペナルティ付けたりして軽い仲間割れをします。いやあ、悪党、悪党。勝利点も基本的に個人のものだしね。

 基本は、自分のアクションデッキからカードを6枚引き、それをプロットして順番に解決するというもの。

 プロットは基本オープンなので、前に動いた人カードをきちんと見てればそれに対応するアクションを取れないこともないんだけど、人数が多くて縦横自在に動いたあとだと、位置関係がこんがらかる、こんがらかる。いやまあ、がちに記憶したりメモしたりすりゃいいのだけど、そういうゲームじゃないから。イメージで動くゲームだから。

 で、各自のキャラクターにはいろいろ特技というか特殊能力が付与されていまして、例えばこの時私が使った「ジャンゴ」というキャラは強烈な銃を持っているので、銃で撃っても相手をノックアウト出来、相手を一社領吹っ飛ばした上、持ち物を落とさせるというもの。「シャイア」というキャラ(娘が使ってた)は格闘アクションでスリをすることが出来る(つまり殴り→(相手が落とした戦利品を)拾うの2アクションが1アクションで済む)し、持田さんが使っていたキャラ(名前忘れた)は、列車の屋根の上から中を撃ったり、逆に車内から屋根にいるキャラを撃てたり。

 こういった能力を駆使しながら、5ラウンド後までにどれだけ戦利品を獲ることが出来るか、と言うのを競うゲームです。

 仲間や保安官に撃たれると、アクションデッキにダメージカードが入ります。つまり無駄カードがデッキの中に増えるので、手札を徐々に圧迫していくという......。死なないけど、ペナルティがないわけでもない、そして計算でペナルティをつけるのでは無く、実にスマートに「ケガで動きが鈍くなる」のを表現しています。いいアイディアです。

 私とニョーボのキャラは派手に撃ち合い(夫婦ゲンカとか呼ばれた。男キャラ同士なんだけど)、持田さんは一方的に撃たれまくられ、松本さんは戦利品に恵まれず、すいすいとひとと保安官の間をすり抜けて戦利品をかっさらっていった桂さんのキャラ(女性お色気キャラ)が勝利(2位は娘)。彼女は峰不二子風の笑みを浮かべながら去って行ったのでしょう、とは桂さんの弁。

※この写真も、以前のもの。

3.6人カタン

 ニョーボの大好きなカタン、その6人バージョン。

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 6人用拡張セットは一応普通に売られているのですが、コマがプラスチック製のやつなんですね。スタンダード版のカタンもプラスチック製なので、それに合わせてあるわけですが。

 ですがこのプラスチックのコマ、町と村の区別がぱっと見つきにくいんですよ。4人用までのカタンなら、昔ながらの木製コマも別売されているんですが、5人6人用の茶色・緑のコマは木製のものは売っていない。

 売っていないので作りました。カタンの別売木製ゴマを自分で茶色と緑に塗って。

 そこまでするほど、私は6人カタンがスキなのです。(ま、スプレーで塗料塗っただけだけど)

 4人までのももちろん凄く面白いのですが、6人だとバランスが凄くエッジでタイトでシャープなので、ちょっとしたこと(サイコロの目の偏りや、あるプレイヤーのうかつな手など)で展開が変わってしまう。そのスリリングさがたまらないのです。

 最初娘が図抜けてトップに立ったのですが、それが逆に警戒を買い、得点カードを隠し持っていたニョーボの勝利。松本さんは一手遅くて2位。

※この写真も以前のものです。

 

4.ドブル

 瞬間認識力&反射神経型ゲーム。

 カードは丸くて、表に10の絵が描かれています。適当な二枚のカードでは、このうちひとつだけ共通の同じ絵があります(必ずひとつだけ、あるように作られてます)。この同じ絵を素早く発見し宣言するのが基本のゲームパターンです。で、何種類か、ゲームバリエーションがあるのですが。

 今回やったのは「あつあつポテト」。

 全員片手を出し、その上に乗せたカードの中から、他人のカードとの共通の絵を見つけて宣言。先に宣言した方はそのカードを他人のカードの上に載っけてクリア。こうやって他人にカードを押し付け合い、最後まで持っていた人が負け。複数回やって、負けなかった回数を競います。

 ちょっと遅れて一度誰かにカードを押しつけられると、もう大変。直前まで一生懸命見ていたカードが変わっちゃうのですから。つまり遅い人はますます不利になるというひどいゲーム。

 

 まーね。こういう早押し系のゲームは、年若い方が強いですね。娘が一番。ビリが松本さんという、実にわかりやすい序列になりました。でも私は年齢が上から2番目にもかかわらず、2位でしたよ。(負けず嫌い)

 

5.6人カルカソンヌ

 拡張1を入れた6人カルカソンヌ......でしたが、桂さんが疲れてダウンしたため、5人でプレイ。拡張ルールも、大きいミープルルールを入れただけでした。他のめんどくさいんだもん。

 と、ここまで書いて気が付いたのですが、このブログでカルカソンヌを扱うのは初めてです。なので、簡単にルール説明。

 カルカソンヌは典型的なタイル配置型のゲームです。引いたタイルを、今までの地形と矛盾せず繋がるよう配置していく。

 で、その最中、ミープルと呼ばれる自分の部下コマを場所に配置出来ます。町や道、あるいは平原や修道院など。配置した町や道や修道院が完成すると、ミープルの持ち主に点数が入り、ミープルは手元に戻ってきます(平原だけはゲーム終了時にしか点数計算しない)。数限りあるミープルをやりくりしながら点数を稼いで、最終的に一番点数の多かった人が勝ち。これが基本ルール。

 点数計算はともかく、ルール自体は直感的でわかりやすく、その上秘匿情報がない完全オープンなゲームなので、初心者にアドバイスしながらゲームをしやすく、初心者を楽しませるには向いているゲームだと思います。(もちろん、あまり意地悪な妨害をしないであげるくらいの配慮は必要だけど) なにより町や道を作るのは楽しいですしね。

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 今回のゲームは、松本さんがラストにセコい、いやルールの間隙を突いたミープルの置き方で点数を稼ぎ、1位。私は2位。(最後のあのミープルがなければ同点だったのに......)

 持論として、カルカソンヌは拡張をひとつ入れたくらいが、タイル枚数がちょうどいいと思っています。基本セット72枚だけじゃ、これから!というタイミングでタイルが無くなる感じで、ゲームバランスとしてはともかく、町造りの満足感は得られない感じ。

 ところで基本セットのタイルを2セット使ってやる「ダブルベース」という遊び方もあると最近知って、もうひとつ基本セット買おうかなと考えています。

※そしてこの写真も......。

 

 ここで時間となりまして、お開きになりました。

 ......あれ?5つしかプレイしてないんだっけか。その割には充実感があったなあ。楽しかった。あと今回初めてというゲームもなかったな。

 言い古された言葉ですが、アナログゲームは誰と遊ぶかで大きく楽しさが左右されるということ、しみじみと実感しました。

 

 ちなみに、持って行ってプレイしなかった6人用ゲームは、「ドミニオン+基本カード追加」「アルハンブラ」「メタルアドベンチャー」「ディクシット」「エルフェンランド」(ここまで最大プレイヤー数6人のもの)、「インカの黄金」「コードネーム+ピクチャーズ」「お邪魔もの」「ハゲタカのえじき」「ローリング・ワールド」(7人以上でも遊べるもの)です。日本のものは「ローリング・ワールド」くらいかな。

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このページは、makiyamaが2017年3月21日 12:22に書いた記事です。

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