6月は偶数月なので、あなまたはボードゲーム会でした。
なので、松本さんやサタナイ北島さん、伊藤さんは参加せず、逆に進藤さんや南郷さんが参加いたしまして、ボドゲをしました。
1.ダイスフォージ。
これもTRPGを意識したボードゲームです。キャラを作って、それを強化して、ラスボスを倒す。
ユニークなのはキャラの強化の仕方。
面を入れ替えられるダイス(昔ポケモンダイスってありましたっけね......アレみたいなの)の、面を構成するチップを入れ替え、自分に有利なダイスを作っていくのです。ダイスを作るから、ダイスフォージ。なるほど。
テーマになっているのはどうやらギリシア神話のようで、巨大なカニやサソリや、下半身ヘビの群れのような化け物(スキュラ)で、最終ボスはヒドラ。
......なんですが、実は私が到着する前に始まっており、参加出来ないで脇で見てました。南郷さんと一緒に。
とても面白いという話で、その次の8月あなまたにも登場したので、その面白さは本物でしょう。......買おうかな。
2.死ぬまでにピラミッド
で、余っちゃった私と南郷さんがプレイしたのが、「死ぬまでにピラミッド」。これ、以前朱鷺田さんがあなまたに持ってきてたのですけど、その時にわりと気に入って、その後購入したのです。
サイコロを振って、仕入れ業者が手に入れたタイルを決定。それを順番にプレイヤーが取っていって、ピラミッド(三角形)を完成させるゲーム。
南郷さん、なんでかコロコロ負けて......というか、俺の調子がよかったのかな、キレイな三角形が作れて、私が二勝しました。
3.八十日間世界一周
それで、改めてメンバー入れ替えてやったのが、「八十日間世界一周」です。
これはそんなに新しいゲームでなくて、しばらく前に出たものなんですが、それすらも「キツネとハリネズミ」というゲームのリメイク版。キツネとハリネズミというのは、我々にはあまり馴染みがありませんが、ポーランドだかなんだか、あっちの方のイソップっぽい昔話なんだそうです。それをテーマにしたボドゲが「キツネとハリネズミ」だったわけですが、リメイクで「八十日間世界一周」となった、ということです。
もちろん八十日間世界一周といえば、あのジューヌベルヌの傑作冒険小説。映画にもなってますな。俺は東映動画の「長靴をはいたネコ 80日間世界一周」の方を思い出してしまいますが。
ベルヌの小説をモチーフにして、80マスのすごろくです。早くゴールした人が勝ち、というシンプルな勝利条件。
ただし、このすごろく、ちょっとそんじょそこらのものとは違いまして。
サイコロを振りません。
代わりに、進みたいマス数に応じたお金を払います。交通費って訳ですな。あれでしょうか、「キャッスル・オブ・フォルケンシュタイン」にも書かれていたとおり、貴族はダイス遊びをしない、するならカードだ......ってヤツでしょうか。
購入するのですから、薦めるコマ数をコントロールするのは簡単です。簡単なのですが......お金の儲け方がね。
まず、銀行に寄って1回休むと£10。あと、いったん都市を通りすぎてから後ろに戻ると、戻ったマス数×£10。「賭け」のマスに止まり、次の手番の始まるときに、マスに書かれた順位になっていると、順位×£10。警察署に入って「醜聞カード」(濡れ衣カード)を捨てると順位×£10。ほかに執事マスに止まるとカードを引いて、お金がもらえるときがあります。
案外、お金を儲けることができるな......と思うでしょう?
ゴールするときに手持ち金額が£10以下でないと入れないのです。これがキツい。
かくして、先々までよぉく考えてお金を計画的に使い、進むのが勝利への道です。だいたいは、前半でお金を貯め、中盤以降濡れ衣カード(ゴールまでに全部捨てていないとゴール出来ない)を捨て切ったら、持っているお金で大ダッシュ、あとは帳尻を合わせる......って感じでしょうか。
私、まんまとこの作戦が図に当たりまして、北島さん、南郷さん、佐々野さんとそのお友だちを押さえ一位になりました。ふはははは。
(......で、調子に乗ってあとでニョーボと娘相手にやったら、同じ作戦で娘にまんまとしてやられました)
4.HANABI
フランスの協力ゲーム。
要するに片一方方向だけの七並べ(5までしかないから5並べか)でして、皆さんの手札からそれをだして各色1~5のシークエンスを作るわけですが。
インディアンポーカーよろしく、5枚の手札を裏向きに持ちます。で、手番プレイヤーは、自分のカードをプレイ(場に並べる)するほかに、他人のカードの情報を教えるという選択肢もあります。教えられるのは数か色だけ。しかも色を教えるときには同じ色、数を教えるときは同じ数のカード全部に関して教えなくてはいけません。「これと、これは赤」とか、そんなふうにね。で、教えてもらった人はその情報をしっかり覚えてて、推理と勘とで次にプレイするカードを決めるわけです。
もちろん、この情報を教える回数も制限があります。確か8回だったかな。ただし、手札を一枚捨てると1回教える回数が復活する。
カードは5色、低い数字のカードは何枚かありますが、4や5は1枚ずつしかない。間違ってそれを捨ててしまうとその色は完成しなくなってしまうわけです。
みんなで人様の手札と、その人の表情と残り回数を示すチップとをにらめっこ。
教えられるのは数字と色だけで、他の言葉は一切言っちゃいけないのですが、コミュニケーションというのは「言外の言」ともいうべき情報がありまして、それをも織り込んで推理する。例えば、残りヒント数が少なくなってきている時に教えてくれる色カードは、捨てて欲しい(そしてヒントチップを増やして欲しい)ということなのかな? とか。
まあ、ガチゲーマーの間では「空気読めゲー」だというような悪口もありますが、私としては、協力ゲームが陥りがちな「声の大きい人(押しの強い仕切屋)のソロプレイ」になってしまうのを防いでいる点で評価してもいいゲームだと思います。
でね......。南郷さんがよく間違えるんだ。このタイミングで教えるんだから察して欲しいんだけどなあ、というこちらの意図を真逆に受け止めてしまう。
「センスが他の人と真逆なんだ。とみぃ(松本さんのこと)がいたらちゃんとくみ取ってくれるさ」
といってましたが、
「いやいや、松本さんがいたら、真逆に受け止める人がもうひとり増えて、しっちゃかめっちゃかになるだけでしょ」
と北島さんに突っ込まれていました。うん、俺もそう思った。
......ま、もう確かめてみることはできませんがね。
というわけで、楽しく遊んだあとは南郷さんを送って、最後にちょっと一緒にお食事。俺のお勧めの台湾混ぜそば、もてあましてたみたいで、悪いことしたな......とちょっと思いました。今はちょっとどころでありませんが。
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