『タモアチャン』もすでに5回目。
ダンジョンの探索は順調に進んでます。
そしてですね。
プレイヤーが慎重なのか、無欲なのか、ヤバそうなところには手を出さないんですよね。
といいますか。昔のD&D、つまり『タモアチャン』のオリジナルが書かれた頃のD&Dって、「手に入れた宝物の金額=経験値」だったのですよ。ですから当時のプレイヤーは、それこそ血眼になって宝物を探しまくった。本来の物欲金銭欲とは別にね。
ところが、今のD&Dは宝物の金額と経験値は別個のものになってまして。今じゃこっちが当たり前なわけですが。なので、意味の無い(使うアテのない)金への執着はほとんど起きないという。
例えば今回のセッションの場合、導入から学者ドワーフたちと合流して遺跡を脱出するという本来の目的があるわけで、だから明らかにお墓の装飾品のようなものを取り外してポケットに入れたりはしないのですよ。なので、こういったプレイヤー(PCではなく、ね)の欲につけ込んだような罠にほとんど引っかかってないのです。
まあ、私の観測範囲内に限れば、日本人プレイヤーは例え異教徒の墓だろうと、それを何の抵抗もなく荒らして宝を得ようとする人は「宝物の金額=経験値」だった昔でも、そんなに多くなかったですねえ(性格にがめついと設定しているキャラが、ロールプレイ的にそういった宝を奪おうとしたことはあっても)。
今回もヤバそうな豪華に装飾された玄室は華麗にスルーしましたしね。
というわけで、ネタバレ的リプレイ。
遺跡の外への道と、学者ドワーフたちを求めて、PCたちはダンジョンの中を探索する。
トゲを飛ばす植物の罠をウェブで塞ぎ、空を飛び越え、ボロボロの橋を注意して渡り、ネコの剥製をもふもふしながら、たどり着いた先はL字型の大きな部屋だった。この部屋は天井が高く、しかもそこの割れ目に亀裂があって、外気が入ってきていた。ダンジョン内に澱んだ毒ガス(中で1時間過ごすことに5ダメ)もここでは外に流れ出し、安心して小休憩・大休憩を行えそうだった。
部屋には双頭の大蛇とバブーンとがいたが、これを難なく退け、キャンプ地を確保したのだった。
と、書いてしまうとホントにあっさりした冒険だよな。最近のTRPGリプレイから入った人たちには物足りなく感じるかも知れないんだけど、この淡々さぶりが好きよ。
なお、次回は、このキャンプ地の大休憩中のワンダリングから始まります。
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