毎週火曜日にやっていたクトゥルフキャンペーンの方も再開しまして、この間の火曜日、プレイをしました。実に一ヶ月ぶりです。
ジョナサン・シングルメンズ教授の精神が虚空に放逐され、代わりにアトウォーターというNPCの精神が教授の肉体に入ってます。が、こんな状況に通常の精神が持つはずもなく、アトウォーターは不定の狂気状態になっています。そりゃそうだ。
で、ロストしたかと思われたシングルメンズの精神ですが......。
今回のシナリオは『眠れ、夢見よ』。"ラブクラフトの幻夢郷"の収録シナリオを改編して使いました。
まずは、ちょっとだけ時間が巻き戻って、シングルメンズ教授が呪文に失敗する前、呪文の研究に2ヶ月の時間を費やしている頃から始まる。
この時期、ジーフォーはまだケガのせいで入院しており。同室の入院患者ロバート・ラムズデンという男性と親しくなった。ラムズデンは神経質そうな、青白い肌の男だったが、親しくなってみると案外いいヤツで、PCたちの冒険行に大変興味を示し、また彼の哲学的空想も語ってくれるようになった。
ラムズデンはしかし、この世の中に絶望、というか退屈を感じていた。どこか、この世界が現実の物じゃないように感じられ、別の世界を夢見ていると。超現実家のジーフォーは一笑に付したが、ラムズデンはいつか、そのような世界に行くことを望んでいた。
シングルメンズ教授がロストしてからしばらく経った頃。ラムズデンは見舞い品だと言って、ジーフォーとベティにチョコレートをくれた。そして、そのチョコレートを食べたベティはその夜、不思議な夢を見る。
そこはまるで別世界のように感じられる世界。不思議な洞窟で、二人の賢者と会い、奇妙な贈り物をされる。洞窟の外に出ると、そこにはジーフォーもいた。そしてそこで見つけたラムズデンの手紙の沿って、ウルタールの町を訪れる。
その不思議な町には、ラムズデンと、そしてシングルメンズが待っていたのだった。
ラムズデンの話によると、ここは「幻夢郷」(ドリームランド)と呼ばれる別次元で、精神の能力が大きく影響する世界だという。通常は眠ることによって肉体を離れ精神体になってやってくる世界だそうだが、シングルメンズの場合、虚空に吸い込まれた精神体がこの幻夢郷に着地したらしい。
精神体が残っている以上シングルメンズは復活の可能性があるのだが、しかしまだその方法は謎に包まれたままだ......。
というわけで、シングルメンズ教授の復活の可能性を示唆したところで今回はおしまいです。
いやあ、楽しい。単発でクトゥルフシナリオやっていたら、こんなシナリオはできないですね。いや、やってやれないことはないけど、シングルメンズ教授復活にかける気合いが違うんじゃないでしょうか。なんてったって、この間まで一緒に探索してた仲間だもんね。
幻夢郷を舞台にしたシナリオってほぼ初めてです。一回、シナリオ後半で幻夢郷でガグに追いかけ回されるシナリオやったことあるけど、その時は単に「ガグのいる地」以上のものではなかったからなあ。
で、元のシナリオは結構雰囲気は良いんですが、一本道でキーパーが語るだけになっちゃいそうな代物でして。クトゥルフにはときどきあるんですよね、こういうシナリオ。『石碑の人々』というシナリオもそうだった。でも、今回はキャンペーンに「幻夢郷」という大きな世界観を持ち込むためのイントロダクションとして利用できました。というか、そういう使い方、最初から想定して描かれたものじゃないんですかね、これ。
うまくシングルメンズ教授のネタとも絡めることが出来たし。
幻夢郷だとなんとなく普通のファンタジーRPGっぽい世界なので、わざわざクトゥルフでなくてもなーと思っていたんですけど、実際にやってみると、かなり違う。かといって普段のクトゥルフとも違う。なかなかに独特な雰囲気で、楽しいです。特に<夢見>という新技能は、見てる夢を作り替える技能...つまり幻夢郷でものを作り出したり状況を変化させたりする技能なので、普通のファンタジーRPGではあり得ないような汎用性の高い魔法みたいに使えます。"混沌の渦"の魔法みたいです。
さて、今回のシナリオは幕間というかイントロダクションというか、そう言うもので、次回から本格的に幻夢郷が絡んだシナリオになる予定なのですが、どんな展開になるのやら。今からセッションが楽しみです。
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