うん、長くサボってましたね。
で、その間、遊んでなかったかというとそんなことは無く。 オンセで遊び、BGAで遊び、緊急事態宣言の合間を縫って遊び......かなり遊んでたわけですよ。 中でもですね、クトゥルフのキャンペーンが始まって、その第1部が終わったことはやはり書いておかねば。
といってもですね、これ、このブログに書いたクトゥルフキャンペーンとは違うヤツで、萩山さんがマスターする『オリエント急行の恐怖』なんですよ。
じゃあお前がキーパーした分のキャンペーンはどうなったかって、それは私が忙しくなってしばらく中断中なワケです。何本中断キャンペーンを持っているんだって話ですが。
『オリエント急行の恐怖』
で、『オリエント急行の恐怖』ですが。 私、このシナリオ、けっこう新しいものだと思っていたのですけど、実はかなり古くて、原版は1991年に書かれたものらしいです。萩山さんが今回私家訳してプレイに使ったのは2014だかそこらへんに出た第7版対応のヤツらしいですけど。 そう、日本語版出てません。熱心だなー、萩山さん。
この7版版が、これまたすげぇボリュームのシナリオらしくて。原書、軽く1000ページ超えだとか。
さらに(気が狂ったことに)車両データとか各国のチケットとか、とんでもない量のアクセサリや参考資料が入ってるらしいです。原書で100ドル超えるとか。日本語にしたらたぶん2~3万になるだろうなあ。つまり、出る見込みは薄いってことです。
面白いシナリオなのか、と問われると、確かに面白い。
後で考えると比較的一本道なんだけど、でもいろいろと展開が面白くて。ギミックというか、雰囲気も良いんですよね。
ただ、欠点としては(萩山さんが言ってたのだけど)引きが弱いのよね。PCたちがなんで事件に関わるかという動機付け。いやまあ、昔のシナリオ、割りとそういうの多いですけど。
で、第1話。
話の発端であり、色々な事件と予兆、そしてブキミで怪異な事件が提示されます。
それはいいんだが、なんか途中で過去編、30年昔の回想シーン(回想という設定の別シナリオ)が入るのよね。今始まったばかりのシナリオだというのに、いきなり別キャラつくって30年前(1920年代の30年前なので1890年代、つまりクトゥルフ・バイ・ガスライトの時代)のお話始まるの、これ、どーかと思うよなあ。
そのシナリオがまた、1回のセッションで終わらないほどの長さとか、何か考えついたからぶち込んだんでしょという感じでねえ。面白いんですけどね、このシナリオ自体は。ええ、そりゃもうものすごく面白いんだけど。そしてこのシナリオもオリエント急行絡みではあるのだけど。
これもイギリスで始まり、フランスへ行ってオリエント急行に乗り込みます。コンスタンチノープルまでしか行きませんが。 第1次世界大戦を挟んでるんで、年によって通る都市や路線が違ったりするのですね。ここらへんも(欧州の)歴史マニア、鉄道マニアにはたまらないところですね。私はどっちでもないんですが、こういう異世界旅行みたいなのは大好きですので。
そして、第1話が終わって、みんなでフランス行ってオリエント急行に乗る......というところで、またまた中断、短編シナリオを挟んで、現在休止中なんです。
いや、俺たち第1話でなにかやった?? と言う感じ。第1話だから当たり前なのかも知れないけど、怪奇事件にぶつかって、右往左往している間に終わり。 敵の正体を知るどころか、まだ調査もろくに始まってない。
なんだ、これ?
第1話だからしょうがないと言えばそうなんですが、そこに過去編シナリオが挟まってるため、なんか長くやってたような気がするわけですよ。実際ミニキャンペーンなみに長かったし(これは萩山さんのせいだが)。
......過去編だけ、別にやった方がいいんじゃないかな、これ。
と言うわけで、面白いんだけど、構成と引きにはちょっと考えた方がいいシナリオでした。
それはそうと、私、イギリス紳士やったのですが、ステッキ、とても役に立ちました。主に武器として。 どんなところに持ち込んでも、怪しまれないですしねえ。イギリス紳士だから。拳銃以外の選択肢として、お勧めです。特に中に鉄棒を入れておくとなおよろし。
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