ライナー・クニッツアというボードゲーム・デザイナーがいましてね。ファンなんです。
多作家で有名な人です。そしてそのほとんどが面白い。
アベレージヒッターっていうんですかね。私、そういう人が好きなんですね。小説家でも赤川次郎や宮部みゆきや辻真先とか。あるいは野球選手なら松井ゴジラよりイチローとか。自分は出来ないことだからかなあ、憧れるんです。
ところが、それだけの大作家であるにもかかわらず、ゲーム大賞の類は結構後になるまで受賞しなかったのですよ。デビューはいつだかハッキリしないんですが(なにしろ8才の頃から作ってたらしい)、1992年の「クォ・ヴァディス」の初ノミネートから2008年のドイツゲーム大賞受賞まで、何度もノミネートされたのに、です。
で、この2008年のドイツゲーム大賞の受賞作品が『ケルト』なのです。